FFSAの推奨事業の考え方
日本の製品、日本の技術で生産した産品の「安全・安心、高品質の証」となるSFC関連機器の推奨により、
国内外での顧客価値を高めるとともに、SFCの高度化を推進することが目的です。
特に海外における当該認証の認知度・信頼度を高め、正当な価格を維持した販売の基盤となるような顧客価値を創造します。
FFSA推奨品 2022年度募集要項(pdfファイル)(参考)
推奨基準の基本的なコンセプト
- 1.
安心・安全な食品生産に貢献する
- 2.
環境負荷低減(節水、エネルギー消費等)に寄与する
- 3.
高機能(省力・省人含む)で事業収益性を向上する
- 4.
開かれた応募・選定体制と公平性(第三者による選定を行い、会員優遇のものとしない)
- 5.
海外・国内で同一基準を採用する(海外事業支援拡充 <made by Japan>含む)
推奨事業が目指すもの
- 1.
適切な推奨基準設定により、施設型第1次産業設備・検査機器等の高度化を図る
- 2.
推奨事業の認知度アップにより対象商品の付加価値を向上し、海外(アジア)販売を促進する
- 3.
FFSA推奨基準をアジアに普及し、高付加価値な食の提供により、アジアの食生活向上に貢献する
推奨事業にご賛同、応募いただく皆様へ
FFSAでは2021年4月より、推奨事業を開始し、2021年度に第1回、2022年度に第2回の推奨品募集を行いました。施設を利用した第一次産業、スマートフードチェーンに関係する日本の製品や日本の技術で生産された商材を、FFSAが定めた基準に基づき推奨品として選定し、
- 1.施設を利用した第1次産業の設備・検査機器等の高度化
- 2.商品の多面的な価値の向上
- 3.FFSA推奨基準を普及すること
を通じ、日本や海外(特にアジア)での推奨品の販売促進し、付加価値が高い「食」を提供することで、世界の食生活向上を目指します。
FFSAの推奨品は、当該製品にFFSAの推奨品である旨を表示することができます。FFSA推奨品は「安全・安心、高品質の証」として、特に海外において、推奨品の認知度・信頼度を高め、正当な価格を維持した販売の基盤となるような顧客価値を創造します。
推奨事業の内容
FFSAにて推奨の対象分野を決め、選定基準を作成します。選定基準作成及び応募された候補の中からの推奨品選定に関しては、外部有識者からなる選定委員会にて行います。推奨事業に応募いただくには、FFSAの会員である必要は無く、会員以外の会社、組織も対象とします。但し、応募された製品が推奨品として選定され、本推奨をご利用される場合はFFSAの会員(正会員、賛助会員、または認証会員)としてご入会いただきます。
推奨品として選定された製品に対して、推奨を継続する期間は5年間とします。
推奨の基準は、常により高度な技術、製品を対象としていくことを目的として、定期的、及び何らかの必要性が生じた場合には都度、更新を行います。推奨の有効期間の5年間は、推奨取得時の基準にて認定は継続されますが、その後は改めて申請いただき、新しい基準にて選定の判断をいたします。
FFSA推奨事業 選定委員会メンバー:
委員長 古在 豊樹 (千葉大学名誉教授)
委員 北澤 大輔 (東京大学教授)
委員 鈴木 克己 (静岡大学教授)
委員 糠谷 明 (静岡大学名誉教授)
委員 丸尾 達 (公益財団法人園芸植物育種研究所 理事長)
2021年度の推奨事業対象分野
2021-01:人工光育苗設備(施設園芸・植物工場向け)
2021-02:環境制御装置(施設園芸・植物工場向け)
2021-03:衛生検査機器(人工光型植物工場向け)
2021-04:種苗(植物品種)
2021-05:養殖システム(海面魚類)
2022年度 新たに追加設定した対象分野:
2022-01:検査分析機器(施設園芸・植物工場・養殖システム向け水質分析)
2022-02:養液栽培システム(施設園芸向け)
2022-03:栽培環境調節用機器(施設園芸向け)(※1)
2022-04:栽培環境改善資材(施設園芸向け)(※2)
2022-05:輸送環境測定機器(スマートフードチェーン向け)(※3)
2022-06:陸上養殖システム(魚類)
(※1)施設園芸での栽培を前提に、栽培対象である野菜などが適切に生育するよう、栽培環境(温湿度・光環境・気流・空質・根域環境・防除など)を適切に設定するための機器を対象とします。例えば、温湿度を適切に設定する機器として農業用ヒートポンプエアコンなどが該当します。
(※2)施設園芸での栽培を前提に、栽培対象である野菜などが適切に生育するよう、栽培環境(温湿度・光環境・気流・空質・根域環境・防除など)を改善するための資材を対象とします。例えば、温湿度環境を改善する資材として熱線遮断フィルムなどが該当します。
(※3)保管環境管理を必要とする製品(農林水産物、食品、医薬品、工業材料等)の輸送を前提に、製品の品質維持に影響する環境(温度、湿度、衝撃など)について測定・記録する機器やシステムを対象とします。例えば、輸送中の温湿度環境を測定する温度計や湿度計、衝撃計、環境記録システムなどが該当します。
2023年度以降、上記11分野に加え、更に新たな推奨分野を設定し、範囲を拡大してまいります。
推奨事業の詳細並びに応募に関しては、募集要項をご確認ください。
FFSA推奨品 2022年度募集要項(pdfファイル)(参考)
FFSAの推奨をご利用いただく方法(手順)
- 1.
推奨事業の内容を、応募要項等にてご確認いただきます。
- 2.
推奨事業への応募のご希望と推奨対象分野をFFSA事務局にご連絡ください。(本ホームページの「応募事前相談」をご利用いただけます。)FFSA事務局にて応募の方法等についてご相談を承ります。
- 3.
FFSAから送付する選定同意書兼選定申込書および推奨基準チェックリストに必要事項を記載し、郵送または電子ファイルにてFFSA事務局に提出いただきます。補足説明資料がある場合はこれらに同梱願います。送付された書類をFFSAで受理・内容確認後、該当分野・応募料金を確定し、連絡いたします。
- 4.
事務局より連絡した応募料金を、指定期間内にお振込いただきます
- 5.
提出書類に基づき、選定委員による厳正な審査を行い、推奨品を選定します。選定の過程において、質問や追加資料の提出をお願いする場合があります。選定結果は、書面にてご連絡いたします。
- 6.
推奨品に選定されましたら、推奨マークの使用方法等、詳細についてご連絡し、事業にご利用いただきます。
推奨マークについて
推奨事業において、FFSAにて推奨品として選定した製品に表示いただく「推奨マーク」を設定しております。
推奨マークは、推奨商品本体およびそのパッケージ、推奨商品のパンフレット、カタログ、ウェブサイトなどの販促物に表示することができます。
また、より分かりやすく使っていただくために、このマークに「食の未来システム創造協議会 推奨品」など説明のための文言や、FFSAのホームページのQRコードを添えることができます。
推奨事業 2021年度および2022年度推奨製品の選定結果
2021年度および2022年度のFFSAによる推奨製品の選定結果をご紹介いたします。これらの製品は、FFSAが定めた基準を満足する高い品質を有するものであり、協議会として推奨いたします。
本事業において、選定基準の作成及び応募された候補の中からの推奨品の選定に関しては、上記の外部有識者からなる選定委員会にて公正な立場で行いました。


FFSAは、国内外で安心・安全なスマートフードチェーン構築に貢献し、その価値を高めることにより、世界、とりわけアジアの食生活向上を目指して、推奨事業に取り組んでまいります。